花守の竜の叙情詩/淡路帆希 「強く咲いてくれ、雛罌粟(アマポーラ)」

どもども、kot@syoです。

さてさて、更新更新〜
外歩くだけで汗が噴き出る今日この頃。みなさんは大丈夫ですか?
僕は大丈夫じゃないです。一日終わるたびにぐったりしてPCに向かってます。

今回は、富士見ファンタジア文庫から

『花守の竜の叙情詩』

 隣国エッセウーナによって制圧された、小国オクトス。囚われの身となったオクトスの王女エパティークは、絶望の中にあった。
 だがある日、そんなエパティークの前に、エッセウーナの第二王子テオバルトが現れ、告げた。
「これから、俺と君とで旅に出る。捕まれば、命はない」
 その『旅』とは、願い事を叶える伝説の銀竜を呼び出すというもの。呼び出すために必要とされる生贄がエパティークなのだ。
 王位継承争いで帰る場所のないテオバルト。囚われ、生贄となるエパティーク。支配した者と、された者。互いを憎み、反発しながら、孤独な二人の長い旅が始まる―――。宿命の愛と冒険の物語!

全三巻

これは、おもしろいです。
ライトノベルをよむ人だったら一回はよんだほうがいいです。
通してよむのがお勧めですけど、一巻だけでも全然大丈夫です。もともと一巻で終わる予定でしたし。

何も知らないお嬢様が。なにもかもをあきらめてしまった王子が。
旅を続けていくうちに成長していく。
話はすごい王道なんですけど、キャラクターの心理が微細に描かれていてすごく引き込まれます。
人が成長し、恋をする。
そんな、テーマとしてはありきたりなことをしっかりと描き、魅せる。
危うく泣くところでした。

でも、やっぱり大事なのは文章だけじゃなく。
フルーツパンチさんの美麗なイラストも、この作品の質を高める重要なファクターなんですよ。

花守の竜の叙情詩 (富士見ファンタジア文庫)

花守の竜の叙情詩 (富士見ファンタジア文庫)

ではでは、この辺で。
待っているわ……。読者を。