猫の地球儀/秋山瑞人 焔と幽の章

どもども、kot@syoです。

いやー、雨がやんだと思ったら、今度は質量のある熱気が襲いかかってきてもうライフはゼロ寸前ですよ。
梅雨なんだから当たり前なんですけど、ここまで暑いとさすがにちょっと不安になってきます。
水の中歩いてるみたいなんだもん。

さて、今日は電撃文庫から『猫の地球儀』。
また今度って書いたけどすぐ更新。
堪忍や、仕方なかったんや、リクエストなんや。

猫の地球儀

 スカイウォーカーであると言うだけで宣教部隊に殺される時代。三十六番目のスカイウォーカー朧が残したロボットと彼の人生のすべてが詰まったビンを拾ったのは、朧の予言通り、三十七番目のスカイウォーカー幽でその幽は一匹のちっぽけな黒猫だった―。
 史上最強の斑は過去四年に渡りスパイラルダイバーの頂点に君臨し続け、斑に挑戦することはすなわち、死であると言われたその斑に勝利したのは二千五百三十三番のスパイラルダイバー焔でその焔は一匹の痩せた白猫だった―。
そんな幽と焔が出会ったとき、物語は始まる…。SFファンタジー

全二巻

2000年に刊行された秋山瑞人せんせい初のオリジナル作品。
もう10年もたってるのか……。

内容は、ラノベっぽい小説です。もしくはラノベの皮をかぶった小説です。
イリヤはまだラノベとして認めることができましたが、これは小説だ。
でも、ラノベとして見ても問題ないくらいに手軽にさらっと読める。
これこそ、まさにライトノベルと小説の境界線の作品ではないかと思います(ちょっとラノベ寄りかも)。

それと、猫たちがシュールすぎてやばいです。
普通の人間みたいに生活している、でも猫。
みたいな。
楽しい。けど、むなしい?虚無感?
最後まで読めば、自分の言ってることも分かるかもしれません。

はじめてこれを読んだときは、「ラノベとはここまで面白いものなのか」と思いました。
その感覚がウソではないはずだと自分は信じたいですね。
自分がいまの夢を持つことになったきっかけの作品でもあります。

「おもしろい」と太鼓判を押すことはできないですけど、読んでみてください。
きっと、話題の一つくらいにはなると思います。

猫の地球儀 焔の章 (電撃文庫)

猫の地球儀 焔の章 (電撃文庫)

ではでは、この辺で。