旅に出よう 滅びゆく世界の果てまで/萬屋直人 「夢」「翼」「旅」「少年と少女」

どーも、お久しぶりです
kot@syoです。

二回目だというのに、ずいぶん間が空いてしまいました。
忙しかったというのもあるんですが、いろいろ悩んでもいました。

んでんでんで、悩んだ結果、このブログで書くことはラノベに一本化することにしました。
初志貫徹なんてなんのその。

オタクトイ? ホビー? んなの知るかーい! (ノ;>ω<)ノ


ということで、今回は

『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。』

 世界は穏かに滅びつつあった。「喪失症」が蔓延し、次々と人間がいなくなっていったのだ。人々は名前を失い、色彩を失い、やがて存在自体を喪失していく……。
 そんな世界を一台のスーパーカブが走っていた。乗っているのは少年と少女。他の人たちと同様に「喪失症」に罹った彼らは、学校も家も捨てて旅に出た。
 目指すのは、世界の果て。
 辿り着くのかはわからない。でも旅をやめようとは思わない。いつか互いが消えてしまう日が来たとしても、後悔したくないから。
 記録と記憶を失った世界で、一冊の日記帳とともに旅する少年と少女の物語。


知ってる人は知っている。よくわからない爽やかな読後感に包まれる作品。
最近のラノベには珍しく(と言っても2008年刊行だが)、なにか尖ったものもない作品です。
文章は粗いし、文体も安定しない。作者自身も設定を覚えているのかと思う部分もある。

でも、生きている。これぞラノベというくらいに、この作品にはキャラクターが生きてるんです。
お話的にそう感じてしまう部分もあると思いますが……。
でも、生きてると思うんです!(笑)
とにかくそんなキャラクターたちがスーパーカブに乗って、いろんな人たちと関わっていく。
きっと、彼らと一緒になって笑ったりうれしくなったり、時には切なくなったりするかもしれません。

読み終わったら、あなたもよくわからない爽やかな読後感に襲われるでしょう。
もしかしたら旅に出たくなるかもしれません。
読む人は選ぶかもしれませんが、後悔はしないと思います。

さぁ、あなたもよくわからない爽やかさを味わおう!

旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)

旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)

スーパーカブというのはHONDAのオートバイで、要はめっちゃ頑丈な軽めのバイク。
 畑でおじいちゃんが載っているのを想像してもらえれば大丈夫です。


ではでは、今日はこの辺で。
ばいにー☆